悪魔の手毬唄

kindaichi-kousuke_11.jpg 昭和27年、岡山県警の磯川警部から誘いを受けた金田一は、鬼首村という鄙びた村を訪れた。ここには、それぞれ「枡屋」、「秤屋」、「錠前屋」という屋号を持った、由良家、仁礼家、別所家という3軒の旧家と、湯治場「亀の湯」等がある。磯川は、昭和7年に発生した亀の湯の主人殺しを今でも調べており、休養がてら金田一の助けを借りたいとの事だった。翌日、金田一は散歩中、りんという老婆と擦れ違う。その後、元庄屋の多々羅放庵が失踪し、続いて、由良家の娘・泰子が絞殺された。死体は滝壺に横たわり、漏斗を口にしていた。更に、仁礼文子の死体が、マユ玉と大判・小判が飾られた葡萄酒工場の樽の中から発見された。事件を聞いた由良の隠居は村に伝わる手鞠唄を思い出す。隠居からこの唄を聞いた金田一は、手鞠唄どおりに進む殺人事件の次の被害者を知る為に、歌詞の続きを知ろうと奔走する・・・。

出演:古谷一行、有馬稲子、石黒賢、伊藤つかさ、江波杏子、加藤武、白川和子、藤岡琢也、ハナ肇、浅野愛子、夏海京子 ほか