5月27日~5月31日

5月27日(月)
「与党苦境の好機に「政権交代」への勝算は? 立憲民主党 泉代表に聞く」

ゲスト:泉 健太(立憲民主党代表 / 衆院議員)、中北 浩爾(中央大学法学部教授)

自民党の裏金問題などで国民の「政治不信」は高まっている。岸田内閣の支持率は、「危険水域」とされる30%台を割る状態が続き、保守系も含む複数の調査が「政権交代を望む」回答が多数を占める。また、政治資金規正法改正を巡る与党案を、「評価しない」とする答えが約8割に上るなど、引き続き与党に対する国民の視線は厳しく、裏を返せば与党内での「危機感」の甘さが浮き彫りになっている。
一方、各党の支持率では、自民党が約25%、立憲は13%弱と引き離された状態で伸び悩んだまま。しかし、次期衆院選での候補者一本化など野党の選挙協力を「進めるべきだ」とする声が5割を超え、与党に対抗する強い野党に期待する世論が多数なことを示した。
大詰めの通常国会、野党第1党 立憲・泉代表が生出演。政治学者の中北浩爾中央大学教授を交えて泉代表の「覚悟」を明らかにする。


5月28日(火)
「脅威増す中国海洋進出 尖閣守る海保の真の実力」

ゲスト:有村 治子(自民党参議院議員)、奥島 高弘(前海上保安庁長官)

海上保安庁の巡視船と中国海警局の船がにらみ合う緊迫の海が、沖縄県石垣市の尖閣諸島。今月27日、中国海警局の船4隻が航行しているのを海保の巡視船が確認。158日連続と尖閣諸島国有化後、最長を更新した。海警船は「もはや尖閣から帰らなくなった」という。先週、中国軍が"台湾包囲"の大規模演習を行うなど脅威が増す中、最前線にいる海保はどう対処しているのか?
有事の際、海上保安庁は防衛大臣の指揮下に入る。だが、自衛隊と共に武力行使はしない。国防以外の任務、「国民の保護」などを最大限に行う。有事の邦人輸送・人命救助とは?そして、重要な役割を果たす「特殊標章」(人道オレンジ旗)の存在とは?
ゲストは、自民党参議院議員の有村治子氏と前海上保安庁長官の奥島高弘氏。平和を創り出す日本の海洋力とは何か?知られざる海上保安庁の実態と、これからの日本の安全保障のあり方を考える。


5月29日(水)
「懸念される中国の過剰生産 米国は関税強化で対抗」

ゲスト:柯 隆(東京財団政策研究所主席研究員)、井形 彬(東京大学先端科学技術研究センター特任講師)

先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議は25日、共同声明で中国の過剰生産問題が世界経済に悪影響を与えると名指しで批判し、強い懸念を表明した。日本と米国、欧州は習政権から巨額の補助金を受けた中国企業が不当に安い製品を輸出し、市場をゆがめていると主張している。
中国の過剰生産への対抗策として、バイデン米政権は関税強化で対応。8月1日から中国製の電気自動車(EV)の制裁関税を100%に引き上げるほか、鉄鋼、アルミニウム、太陽電池などでも大幅に引き上げる。一方、中国側は「断固たる措置をとる」と、報復を示唆。米国と中国の貿易摩擦は今後、深刻化するのか。
ゲストは、中国経済が専門のエコノミスト・柯隆氏と、経済安全保障に精通する研究者・井形彬氏。安価な製品で輸出攻勢を強める中国に対して日米欧は?激化する米中の貿易摩擦が日本経済へどう影響するか考える。


5月30日(木)
「終盤国会 自民党修正案に公明党は?山口代表に問う!」

ゲスト:山口 那津男(公明党代表)、岩井 奉信(日本大学名誉教授)

会期末まで1カ月を切る中、政治資金規正法改正案を巡る議論が大詰めを迎えた。公明党は自民党の法案に合意せず、自民単独での法案提出となった。野党は「一番ぬるい改正案」と批判。29日、自民党は修正案を提示。果たして与野党の主張はまとまるのか?法案成立のカギを握る公明・山口代表に聞く。
ゲストは公明党・山口那津男代表と、政治資金に詳しい日本大学名誉教授の岩井奉信氏。


5月31日(金) 「鈴木哲夫の永田町ショータイム」
「スクープ連発! 地方紙が暴く永田町の闇」

ゲスト:細川 隆三(政治ジャーナリスト)

今回は地方紙のスクープ記事から政治とカネの闇に光をあてる。選挙に投入された巨額資金、使途不明の機密費問題等...。地方紙が総力戦でスクープを放ち永田町を揺るがすスキャンダルに発展。ジャーナリズムの神髄は地方紙にあり!
東京新聞が今月27日付朝刊の1面トップで報じた特ダネ。蓮舫氏の東京都知事選出馬。小池百合子都知事の動向と共に最新情勢を伝える。