7月1日~7月5日

7月1日(月)
「徹底分析!米大統領選 初テレビ討論 トランプ対バイデン直接対決!」

ゲスト:海野 素央(明治大学政治経済学部教授 / 心理学博士)、モーリー・ロバートソン(国際ジャーナリスト / タレント / ミュージシャン)

投票まで半年を切ったアメリカ大統領選。選挙戦初のテレビ討論会で、バイデン氏とトランプ氏の直接対決が4年ぶりに実現!テレビ討論会の成否が大統領選の勝敗に大きな影響を与えてきたという。今回の初論戦の勝者は?
81歳と高齢のバイデン氏は、健康不安説に加え、ガザ攻撃でのイスラエル寄りの政策で支持者離れなどの問題が指摘される。一方、バイデン氏より3才若い78歳のトランプ氏は、多くの裁判を抱える身だが、それを逆手に岩盤支持層からの献金を増やしているという。半面、裁判結果が中間層の投票行動に影響を与えるとも...。バイデン氏再選?もしくはトランプ氏が返り咲き?そうなったらどうなる?討論会の発言から両氏の政策を読み解く。
番組では、長年アメリカ大統領選を現地取材で追いかけて来た明治大学教授の海野素央さんと、アメリカ生まれで広島育ちの国際ジャーナリストでタレントやミュージシャンとしてもマルチに活躍するモーリー・ロバートソンさん。今回のテレビ討論会の結果や一連の裁判の動向、今後の注目点など、アメリカ大統領選の行方について徹底検証する。


7月2日(火)
「露朝蜜月の裏で核実験準備も?」

ゲスト:辺 真一(コリア・レポート編集長)、小谷 哲男(明海大学教授)

このところ再びミサイル発射を繰り返す北朝鮮。冷戦時代に逆戻りしたかのようなロシアとの条約締結の裏で核実験の準備も進めているといわれる。その思惑とは?ロシアと北朝鮮の蜜月関係は、実は金正恩総書記の挫折から始まった。5年前の米朝首脳会談決裂から紐解く北朝鮮の今。
一方、11月の大統領選挙ではトランプ氏再登板の可能性もあるアメリカは、5年前とは核・ミサイル能力を格段に向上させた北朝鮮とどう対峙していくのか?日本は北朝鮮とどう向きあえばいいのか?考える。
ゲストは北朝鮮問題に精通するジャーナリストで「コリア・レポート」編集長の辺真一氏と、国際関係や安全保障を専門とする明海大学教授の小谷哲男氏。"露朝蜜月時代"の朝鮮半島、世界情勢を解説する。


7月3日(水)
「仏総選挙で極右躍進へ ウクライナ支援は縮小か 東野篤子×田中理」

ゲスト:東野 篤子(筑波大学教授)、田中 理(第一生命経済研究所首席エコノミスト)

フランスで先月30日、国民議会(下院)選挙の第1回投票が行われ、移民制限などを訴え、EU(欧州連合)に懐疑的な極右政党・国民連合が得票率でトップに立った。今月7日の決選投票で、国民連合が第1党になり、マクロン大統領率いる与党連合が第3勢力に転落の可能性も...。フランス政治の混乱は欧州や世界に何をもたらすのか。
今、欧州では右派が台頭。先月初旬に行われた欧州議会選挙でも、長期化するインフレ問題などを背景に右派の保守勢力が躍進。欧州各国で高まりつつある「右傾化」の波は、ウクライナ支援の縮小にもつながりかねず、今後の欧州の政情が不安視される。
ゲストは欧州国際政治が専門でウクライナ研究会副会長の筑波大学教授・東野篤子氏と、欧州経済や政治分析が専門の第一生命経済研究所首席エコノミスト・田中理氏。欧州で右傾化が進む背景や、日本を含む世界への影響について議論する。


7月4日(木)
「このままでいいのか自民党! 信頼される政党になるための改革とは」

ゲスト:山下 貴司(自民党衆議院議員 元法務相)、牧島 かれん(自民党衆議院議員 前デジタル相)

自民党派閥による裏金事件を受けて、自民党は離党勧告2人を含む39人の処分を出した。先の国会では政治改革が最重要課題となり、岸田首相肝いりの改正政治資金規正法は成立したものの、国民世論の評価は厳しい。 国会閉幕直後、自民党内から「首相退陣論」などが噴出。内閣支持率は低迷が続き、党内からも強い逆風が吹く岸田政権。秋の総裁選に向けて「岸田おろし」の動きは本格化するのか。
ゲストは元法相の山下貴司氏と、前デジタル相の牧島かれん氏。ともに4回生で若手・中堅議員の両氏に、失われた自民党への信頼をどう回復するか、党改革案を聞く。


7月5日(金)
「G7中最低位 政治分野への女性の参画を阻むものとは?」

ゲスト:稲田 朋美(自民党 衆議院議員)、高木 かおり(日本維新の会 参議院議員)、岩井 奉信(日本大学名誉教授)

女性の社会参画推進が求められるようになって久しいが、先日公表された「ジェンダーギャップ指数」において日本は、146か国中118位とG7の中で最下位となった。特に政治分野における女性の参画が遅れている。
女性国会議員は、衆院で約11%、参院でも3割にも届かない。なぜ、女性議員が増えないのか?女性が政治に参画する上で何が障壁となっているのか?そして、女性の政治参画を推進するためにはどうすればよいのか?
長年、女性の政治参画に取り組んでいる自民党の稲田朋美衆議院議員、政治への女性参画を推進する超党派議連で事務局長を務める日本維新の会の高木かおり参議院議員、そして、日本大学の岩井奉信名誉教授と考える。