1月20日~1月24日

1月20日(月)
「米大統領就任式直前! 予測不能なトランプ新政権を予測する!!」

ゲスト:春名 幹男(国際ジャーナリスト / 元共同通信ワシントン支局長)、海野 素央(明治大学政治経済学部教授 / 心理学博士)

米大統領就任式直前!トランプ氏の発言が波紋を呼んでいる。グリーンランドの領有やパナマ運河の管理権の返還、さらにはカナダを「51番目の州に」などの挑発的な発言が、国際社会に衝撃を与えている。これらの発言を、アメリカの影響力を誇示し、他国との"ディール"を有利に進めるためのトランプ流の手練手管と見る向きもあるが、行方は見通せない。また、不法移民強制送還やUSスチール買収阻止などの経済政策も予測できない。トランプ氏はウクライナ戦争を「24時間で停戦させる」と明言したが「6か月以内」と主張を後退させた。ロシアのラブロフ外相はトランプ和平案を前向きに検討する姿勢を示している。しかし、停戦後に訪れる"平和"は双方が望んだものとなるのかは疑問符が付く。さらに、バイデン政権下で実現したガザでの停戦合意も、トランプ氏就任後、どう進展するか不透明だ。
ゲストは、長年にわたり在米記者として米国政治・外交を取材してきた春名幹男氏と、米大統領選をフィールドワークで研究する海野素央氏。"予測不能なトランプ新政権"の行方を徹底分析する。


1月21日(火)
「詳報!米大統領就任式 トランプ氏は何を語ったか?」

ゲスト:小西 克哉(国際ジャーナリスト)、前田 和馬 (第一生命経済研究所 主任エコノミスト)

第47代の米国大統領、トランプ氏の就任式を詳報。「就任初日は独裁者になる」と公言してきたトランプ氏。大統領権限で政策を執行できる大統領令の数について「記録的な数になる」という。トランプ氏は何を語り、何を実行するのか?「関税。辞書のなかで最も美しい言葉だ」と、タリフマン(関税男)を自称するトランプ氏は、関税を盾に貿易赤字の削減とともに財政改善の一石二鳥を狙う。世界がトランプ流「ディール(取引)」に身構える中、過度な保護主義は貿易や産業にどんな影響を与えるのか?
ゲストは、国際ジャーナリストの小西克哉氏と、第一生命経済研究所主任エコノミストの前田和馬氏。政治・経済の両面から就任式でのトランプ氏の発言内容と新政権の課題を検証する。


1月22日(水)
「本格始動!『トランプ2.0』に世界は翻弄されるのか?」

ゲスト:前嶋 和弘(上智大学総合グローバル学部教授)、豊田 祐基子(ロイター通信日本支局長)

4年ぶりに復権を果たし、2期目政権を発足させたトランプ米大統領。就任初日に国境問題やパリ協定からの離脱など、数多くの大統領令に署名し、「米国第一主義」の政策を実行に移した。一方で、トランプ氏は就任前に明言していた中国・カナダ・メキシコに対する関税強化は見送ったものの、カナダとメキシコには25%の関税を検討していると明言した。世界はトランプ氏に翻弄されるのか? 米大統領就任式に日本からは岩屋外相が出席。ルビオ新国務長官との日米外相会談や、日米豪印4カ国によるクアッド外相会合の実施に向けた調整が進む。岩屋氏の訪米は、トランプ新政権との関係構築に向けた地ならしとなったのか?石破首相とトランプ氏の首脳会談は来月前半に実現するのか?
ゲストは、現代米国政治・外交が専門の上智大学教授・前嶋和弘氏と、長年にわたり米国情勢を取材するロイター通信日本支局長・豊田祐基子氏。本格始動した「トランプ2.0」が、米国の動向や国際情勢に与える影響について徹底分析する。


1月23日(木)
「あす通常国会幕開け 少数与党は難局を乗り切れるのか?」

ゲスト:久江 雅彦(共同通信特別編集委員)、佐藤 千矢子(毎日新聞 論説委員)

あす通常国会の召集日、石破首相は施政方針演説で政府の基本方針を説明。最初の焦点は、新年度予算案の成立。先の臨時国会では野党の協力を得て何とか補正予算成立に漕ぎつけたが...。いまだ本予算をめぐる国民・維新と駆け引きは続いている...。少数与党には前途多難の通常国会。新年度予算案が否決された場合、石破首相が衆議院解散に踏み切る可能性は?野党は内閣不信任案のカードをいつ切るのか?予算審議を阻む「政治とカネ」問題。旧安倍派会計責任者の参考人招致は?企業・団体献金禁止の結論を3月末までに出せるのか?自民党内の更なる火種は?
ゲストは共同通信特別編集委員の久江 雅彦氏と、毎日新聞論説委員の佐藤千矢子氏。永田町に精通するベテランが独自取材から通常国会の行方を議論する。


1月24日(金)
「トランプ2.0始動 どうなる?世界と日本」

ゲスト:長島 昭久(首相補佐官)
VTR出演:ジョン・ボルトン(元米大統領補佐官)

今月20日、米国でトランプ新政権が発足した。戦闘が続くウクライナ、混乱が続く中東、そして、朝鮮半島や台湾海峡などに火種を抱える東アジア。今後の展開は、予測不能な大統領の再登場で一層不透明になってきた。果たしてトランプ大統領は世界にどの様な〝ディール〟を仕掛けてくるのか?北朝鮮との交渉再開はあるのか?そして、石破政権はそんなアメリカを相手にどのような外交、安全保障政策を取るべきなのか?
第1次トランプ政権で国家安全保障担当の大統領補佐官を務めたジョン・ボルトン氏に太田キャスターがインタビュー。スタジオには、石破内閣で日米外交のキーマンである長島昭久首相補佐官を迎え、トランプ2.0の世界を予測する。