#1 マギンティ夫人は死んだ MRS McGINTY'S DEAD(前編)
掃除婦として働くアビゲイル・マギンティが頭部に外傷のある状態で自宅の居間で発見された。夫人宅に間借りをしていたジェームズ・G・ベントリーは失業直後で、夫人の金の所在を知っていた事で殺人罪の容疑をかけられる。殺す動機も機会もあったことで陪審員の評決は有罪となるが、彼を犯人とは思えないスペンス警視はポワロに事件の再調査を依頼する。殺害現場の地であるブロードヒニーに赴き、夫人の遺品から切り抜かれた日曜新聞を見つけるポワロ。過去に罪を犯した女性のゴシップ記事に載っていた写真を知っていた事で夫人は殺されたと考え、住人に話を聞いて周る。村全体が何かに怯え何かを隠していると感じる中、ポワロは駅で何者かに殺されそうになる・・・。