#4  三幕の殺人 THREE ACT TRAGEDY(後編)

引退した名優"サー・チャールズ・カートライト"の主催で開かれたパーティで "バビントン牧師"が亡くなる。殺人を示すものは皆無だったが1か月後、チャールズの親友である精神分析医の"バーソロミュー・ストレンジ"がヨークシャーの療養所で似た状況で亡くなったと知らされる。牧師の死も殺人であったと考えはじめたポワロは、チャールズと彼が好意を寄せる"エッグ"ことリットン・ゴア嬢と共に調査を開始する。ヨークシャーでの事件の翌朝に姿を消した"エリス"という執事や、彼の患者で記憶障害のある"ラッシュブリッジャー"という人物の名前が挙がるなか、パーティの招待客にはケント州のギリングに縁のある人物が複数いることも判明する。消去法で容疑者を一人一人と消していくポワロは、ある目的でシェリー・パーティを開催し毒物であるニコチンがグラスから検出されなかった手品のタネ明かしをする。すると間もなくして、ストレンジ医師の死に関する情報を提供するとラッシュブリッジャーからポワロ宛に電報が届く・・・。