#6 ハロウィーン・パーティ HALLOWE`EN PARTY(後編)
ドレイク邸で開催されたハロウィーン・パーティで少女が殺害される。殺された少女は「殺人を見た」と話していたが彼女には物事を誇張する癖があり、ウドリーコモンの住人からも疎まれている存在だった。オリヴァから調査依頼を受けたポワロは、近代的な捜査を行う警察とは別に、村での過去の事件を聴いて廻る。そこで、数年前にドレイク家で起きた遺産相続問題と、それに関わった異国の人で今は消息不明になっている"オルガ・セミノフ"という女性の名前を知る。彼女は "コットレル牧師"が布教活動の一環として行なっていた事業計画で村に連れて来られ、大富豪であるスマイスの家で働いていた。しかしスマイスの死後、その全財産の相続人として指名されたオルガは、遺言状の偽造事件を起こしたことで追及され逃亡していた。殺された少女が見た可能性のある3つの事件との関連を探るポワロ。いにしえの罪は長い影を落とし・・・子供を狙った事件が新たに発生してしまう。