#10  カーテン 〜ポワロ最後の事件〜 CURTAIN:POIROT'S LAST CASE(後編)

家族を虐げていた女主人が子供によって毒殺された現場である"スタイルズ荘"...この場所で再び殺人が起きると予言するポワロは親友のヘイスティングス大尉を呼び、殺人鬼を捕らえるための共同作業を提案する。老いて車椅子に乗るポワロの代わりに情報をあぶり出そうとする大尉。娘のジュディスに付き纏う薬物中毒のアラートン少佐に殺意を抱くも未遂に終わり、皆が流れ星を見るなか独り涙ぐむ。そんななか、毒物の研究に執心するフランクリン博士の妻バーバラが亡くなる。傍若無人で騒いでばかりのバーバラだったが、病弱な身体と鬱状態が生きる気力を失わせていたと"自殺の可能性"が示唆された。ノートンは散策中に双眼鏡で"ある光景を見た"と大尉に話すが、どこか曖昧で何を見たのか話そうとしない。真実に辿り着くための手がかりを親友ヘイスティングスに託し、眠りにつくポワロ...灰色の脳細胞が出した答えとは。