第1話 突然の別れ
1995年春。台北では鄧麗君(ドン・リージュン)の母、趙素桂(ジャオ・スーグイ)の70歳の誕生日を祝う寿宴が盛大に執り行われていた。タイに滞在していた鄧麗君は、最愛の母に電話で祝福を寄せるが、ほどなくしてホテルで喘息の発作を起こし、病院へと搬送される。そして、鄧麗君の3番目の兄、鄧長富(ドン・チャンフー)の元に届いたのは、あまりにも突然すぎる鄧麗君の訃報だった。
1995年春。台北では鄧麗君(ドン・リージュン)の母、趙素桂(ジャオ・スーグイ)の70歳の誕生日を祝う寿宴が盛大に執り行われていた。タイに滞在していた鄧麗君は、最愛の母に電話で祝福を寄せるが、ほどなくしてホテルで喘息の発作を起こし、病院へと搬送される。そして、鄧麗君の3番目の兄、鄧長富(ドン・チャンフー)の元に届いたのは、あまりにも突然すぎる鄧麗君の訃報だった。