第23話 混迷
ちょっとした気持ちのくいちがいで、伝右衛門と絹が大喧嘩。怒った伝右衛門は猛のいる番小屋へ行き、その夜はそのまま泊まってしまう。翌朝、絹が頭を下げて伝右衛門を迎えにいくが、伝右衛門は帰らなかった。そして、夕方、今度はひかるが迎えにいった。やっと伝右衛門も折れた。ついでに猛も戻ってくることになり、再びもとの屋根裏部屋で生活するようになった。その夜。吾一の母すえが急死。同乗して悲しむひかるに、猛は死ぬ間際まで心配してくれたやさしい母親がいる吾一がつくづくうらやましいと。
ちょっとした気持ちのくいちがいで、伝右衛門と絹が大喧嘩。怒った伝右衛門は猛のいる番小屋へ行き、その夜はそのまま泊まってしまう。翌朝、絹が頭を下げて伝右衛門を迎えにいくが、伝右衛門は帰らなかった。そして、夕方、今度はひかるが迎えにいった。やっと伝右衛門も折れた。ついでに猛も戻ってくることになり、再びもとの屋根裏部屋で生活するようになった。その夜。吾一の母すえが急死。同乗して悲しむひかるに、猛は死ぬ間際まで心配してくれたやさしい母親がいる吾一がつくづくうらやましいと。