第24話 決意
ひかるは、番小屋で猛の世話をするイネのことが気になってしようがない。一方、はなもイネに敵対心を持ち、争って猛の世話をやこうとする。そんなある夜、文彦が夜這いに行こうと猛を誘いにきた。猛は断ったものの、気持ちが落ちつかず、番小屋へ行きひたすら仕事に没頭した。その頃、文彦はイネの部屋へ忍びこんでいた。暗いのを幸いに、猛の名をかたってイネに抱きついていく。翌日、夜這いのことを知ったイネの父親は、娘と猛との結婚を伝右衛門に申し出た。猛は見に覚えのないことに愕然とした。が、イネは猛に抱かれたと主張。