第4話  錦衣衛(きんいえい)の取り調べ

典膳の後任になるため、殷紫萍は姚子衿に教えを乞いながら学問に励んでいた。そのそばで、懸命にコオロギを探す姚子衿。そんな折、出自を偽って宮中に忍び込んだ者がいることが判明し、皇宮は大騒ぎとなる。錦衣衛は厳しく取り調べを行うが、游一帆は姚子衿に疑いの目を向ける。また殷紫萍も、さまざまな知識を持ち何でもできる姚子衿を疑い始める。一方、姚子衿は温かい羊の鍋を食べたいと願う朱瞻基のために、自ら昼餉(ひるげ)の担当を願い出る。