第5話  運命の2人

出自を偽り宮中入りしたと疑われた姚子衿が手のひらを見せると、証拠となるはずのほくろはなかった。疑いは晴れ、孟紫澐は尚食局に怪しい者はいないと断言する。隠れていた殷紫萍は危機を免れたが、姚子衿に詰め寄られ自らの出自と壮絶な半生を白状する。姚子衿は殷紫萍がかつての師匠に似ていると感じ、殺されかけたことも許してしまう。しかし部屋の外で立ち聞きしていた蘇月華が孟紫澐に殷紫萍の正体を伝えると、殷紫萍は厨房(ちゅうぼう)入りを禁じられる。