第15話 懐妊騒ぎ
尚食(しょうしょく)に復職した孟紫澐(もうしうん)は、洪熙(こうき)帝・朱高熾(しゅこうし)に膳を届けた際に光禄寺(こうろくじ)卿・井泉(せいせん)が、朱高熾の意に反し玉面狸(ぎょくめんり)を探していることを報告する。それが発端となって取り調べが行われ、井泉が私腹を肥やし、その帳簿改ざんに尚食局が関わっていることが判明する。一方、皇后・張(ちょう)氏は三月(みつき)ほど体調を崩していた。司薬(しやく)が脈を取ったところ、病ではなく懐妊だとの診断が下される。姚子衿(ようしきん)は懐妊した張皇后のための薬膳を用意する担当を任されるが...。