第17話 名画の再現
夜の厨房(ちゅうぼう)で姚子衿は行雲草舎(こううんそうしゃ)に入る胡善祥(こぜんしょう)の姿と、さらに死ぬ間際「地位を取り戻せ」となじった嫡母のことを思い出していた。梅花湯麺(ばいかタンメン)を朱瞻基のもとへ届けた姚子衿は、料理を褒められても旬の物には及ばないと否定する。そして妃嬪(ひひん)になるのは嫌だと言い放ち、一生、尚食局の厨師(ちゅうし)でいると伝え、知らぬ間に大勢を傷つけている朱瞻基を非難して2人は決裂した。朱瞻基は張皇后に言い含められ、胡善祥と関係を築こうとするがかみ合わない。