第18話 西苑(せいえん)での宴(うたげ)
姚子衿の案を盗み「輞川図(もうせんず)」を再現しようと試みた蘇月華(そげつか)。だが、姚子衿はこっそりと絵に罠(わな)を仕掛けていた。王維(おうい)は仏教を信仰していたが、その輞川図には僧侶が描かれていなかったのだ。それを見抜けなかった蘇月華は、第 1局の勝負に負けてしまうが、第2局も自分に任せてほしいと胡善囲(こぜんい)に訴える。一方、朱瞻基は心を開いてくれない姚子衿のことで悩んでいた。西苑(せいえん)で開かれた宴(うたげ)の席でも、出された料理を素直に食べずケチばかりつけていた。