第6話  

世論は判官贔屓で、又五郎を討つべしという声が大きい。何も動こうとしない源太夫の兄・渡部数馬と、姉・みねの夫である又右衛門も非難されてしまう。又右衛門は、妻子と平穏に暮らしていた。