又五郎の作戦は、偽の隊を作って相手を惑わすというもの。又右衛門らはそれを見破り、先回りして機会を待つ。そして奈良から、伊賀上野へ至る「鍵屋の辻」が決戦の地となった。数馬と又五郎の死闘は、三刻(約6時間)に及ぶ。又五郎は、ついに討ち取られた。