第51話  憎悪

猛が郵便局跡地の払下げから手をひく気のないことを知った勇作は、ますます猛に憎悪を燃やした。どんな汚い手を使っても猛の入札価格を知りたいと、ひかるとそそのかす。その頃、秀子の店では、友子のことが忘れられない文彦が荒れていた。たまたま飲みに来ていた猛にも悪態をつき、店の者に追い出される。秀子は猛を本気で愛しはじめていた。その夜も猛を誘惑、猛は思わず秀子を抱き寄せ、接吻してしまう。すると、そこへひかるが...。すると、そこへひかるが...。二人の抱擁している姿を見て、ひかるは凍りつく。翌日、猛と秀子は東京へ。