第33話 沈黙の理由(わけ)
朱瞻基から禁足を命じられた姚子衿は、その衝撃から言葉を発することができなくなっていた。だが、周囲はそれを病だと気がつかず、姚子衿が頑なに意地を張っていると誤解する。そんなある日、張(ちょう)皇太后は姚子衿を呼び、義母である亡き仁孝(じんこう)皇后の話を持ち出し、恨みや憎しみがあるならすべて自分にぶつけるように話す。そんな張皇太后の姿に胸を打たれた姚子衿は、ある方法で朱瞻基に口が利けなくなったことを伝えようと決意する。
朱瞻基から禁足を命じられた姚子衿は、その衝撃から言葉を発することができなくなっていた。だが、周囲はそれを病だと気がつかず、姚子衿が頑なに意地を張っていると誤解する。そんなある日、張(ちょう)皇太后は姚子衿を呼び、義母である亡き仁孝(じんこう)皇后の話を持ち出し、恨みや憎しみがあるならすべて自分にぶつけるように話す。そんな張皇太后の姿に胸を打たれた姚子衿は、ある方法で朱瞻基に口が利けなくなったことを伝えようと決意する。