#11  第5部「森の石松金比羅代参」(後編)

石松は友人を尋ねる途中、幼なじみの吉兵衛ら三兄弟に引き止められる。彼らは次郎長一家に恨みを持った保下田の久六の子分を使って石松を殺し、金を奪おうと計ったのだった。石松は鎌太郎から預かった二十五両を騙し取られた挙げ句、さんざんにやられ、ひん死の身で七五郎の家に逃げる。