第56話  懐妊

八年間子宝に恵まれなかったひかるが妊娠した。ひかるは喜びいっぱいだ。ところが、静子は出産に反対。果たして勇作の子かどうかわからないと。勇作はひかるを信じたかったが、動揺して仕事も手につかなかった。ひかるは静子に対して、どんなことがあってもこどもは産むときっぱり宣言した。腹を立てた静子は、医者に頼んで、無理矢理ヒカルを流産させようとする。姑のあまりのひどい仕打ちに、ひかるはついに実家に帰った。絹は娘のことが不憫でならない。一方、ひかるの妊娠を知った猛は、やはりショックを隠せなかった。