第60話  熱意

勇作を窮地に追いこむため、猛は次なる手を打ってきた。大河原商会が社運をかけるデパート建設予定地の目の前で、養豚場を営業しようというのだ。さらに、暴力追放の熱意に燃える新聞記者三浦と近づきになり、大河原商会が、悪どい債権取りたてで問題になっている佃組に不良債権を譲渡していることを知らせる。勇作は、猛の凄まじい執念に脅えた。お腹の子のためにも大河原の家を守らなければならないと思ったひかるは、猛に村を出ていくよう頼もうとするが、猛は激昂して、復讐は今さら誰にもとめられないと。そんなとき、章次が何者はに袋叩きにあった。