第61話 唖然
章次を襲ったのは佃組の連中だった。自分の身代わりに重傷を負った章次の痛々しい姿を見て、猛の怒りはふくれあがった。一方、大河原家では、静子が宗教に凝り、ひかるの背中には伝右衛門の悪霊がとりついている。と騒ぎ出した。政之助は妻の常軌を逸した行動に啞然。その夜、ひかるはもう一度、猛に大河原家への復讐をやめるよう説得にいった。が、勇作が佃組をつかって章次を襲ったと告げられ愕然。帰宅したひかるは勇作を問い詰めた。身の潔白を主張する勇作と口論になるが、そこへ刑事が勇作に任意同行を求めてきたい。その時、ひかるの体に異変が...。