第66話 条件
ひかるが離婚を決意した日、資金繰りに困った勇作は、秀子に店を担保に金を借りたいときりだした。秀子は承知するが、但しひかると離婚するのが条件だと痛いところをつく。すると、勇作は、死んでも別れるものかと逆上した。その夜、三枝家に突然、文彦が帰ってきた。友子と結婚した文彦は、今度こそしっかり地に足をつけて生きていこうと、故郷での就職を決めていた。絹は喜び、妊娠三カ月の友子にも優しかった。翌日、ひかるはついに離婚のことを勇作に申し出た。が、勇作は感情的になって、頭から受けつけない。そこへ、絹が倒れたとの知らせが...。