第3話  害を及ぼす薬

遺体を検視した灼華は、還陽散という珍しい薬のにおいに気づき、その薬が更に定王の体に害を及ぼしたことを見抜く。定王は薬の出どころを探らせると共に、灼華の行動を怪しんで身辺を調査させる。その後、街でまたもや県令の配下に追いかけられた灼華は、たまたま通りに居合わせた皇女の柔嘉(じゅうか)公主・劉皎(りゅうきょう)に助けてもらおうとする。