9月15日~9月19日

9月15日(月)
「自民総裁選"ポスト石破"の行方と自民再生の可能性を探る」

ゲスト:岩井 奉信(日本大学名誉教授)、山田 惠資(時事通信解説委員)

7日の突然の石破首相の辞意表明を受けて「フルスペック」での自民党総裁選が決定。"ポスト石破"に次々と候補者が名乗りを上げ始めている。待ったなしの物価高対策や、経団連も即時導入を求めている選択的夫婦別姓の扱いなど課題は山積。加えて、衆参で少数与党の今、野党との連携の在り方も問われる。選挙3連敗の責任を問われた石破首相。参議院選挙の総括で「解党的出直し」を誓ったが、新総裁に課せられた課題は重い。参政党の台頭やSNSへの対応を迫られる中で、自民党は再生できるのか。
ゲストは、政治分析の専門家岩井奉信氏と、長年にわたって永田町を取材してきた時事通信・山田惠資氏。自民党の信頼の回復と党の再生を託せる新総裁は誰か。ポスト石破レースの行方を徹底分析。


9月16日(火)
「自民党総裁選を大解剖 結党70年...存亡の危機か!?」

ゲスト:久米 晃(元自民党事務局長 / 選挙・政治アドバイザー)、城本 勝(ジャーナリスト)

元自民党事務局長で「選挙の神様」と呼ばれ、自民党を知り尽くしたゲストが"総裁選レース"の行方を徹底分析。党員離れや政治とカネの問題、少数与党の苦境、物価高対策など逆風が吹き荒れる中で新総裁には誰がなりそうか?その勢いで解散・総選挙の行方は? 自民党は結党70年。政権維持の前に、政党としてどう立て直すのかが問われている。参院選総括で明記された「解党的出直し」。そして「真の国民政党へ生まれ変わる」ためには、いま何が求められるのか?
ゲストは、選挙・政治アドバイザーで元自民党事務局長の久米晃氏と、ジャーナリストの城本勝氏。約40年にわたって自民政治を内側から見てきた久米氏に、総裁選の最新情勢と自民党の行く末を聞く。


9月17日(水)
「総裁選 小林鷹之氏2度目の挑戦!自民総裁選と党再生プランは?」

ゲスト:小林 鷹之(元経済安保担当相 / 自民党衆院議員)、細川 昌彦(明星大学教授)

小林鷹之元経済安全保障担当相が生出演。16日に自民総裁選への出馬を正式表明した小林氏。去年9月の初挑戦は5位に終わったが、2度目となる総裁選への決意を聞く。また、自民党は参院選挙の総括文書で「解党的出直しに取り組む」と宣言した。小林氏は国民の信頼を取り戻すために、どう取り組むのか。衆参で少数与党の中、野党との連携をどう考える?トランプ米大統領の署名で節目を迎えた日米関税交渉。日本に対する27.5%の自動車関税は、16日から15%への引き下げが実行された。しかし、80兆円の対米投資枠には多くの課題が残る...。石破首相は「一定の区切りがついた」と辞意表明したが、次期政権はトランプ政権と今後どう向き合うべきか?
ゲストは、衆院議員・小林鷹之元経済安保担当相と、元経産官僚で日米通商交渉の最前線で対応にあたった明星大学教授・細川昌彦氏。総裁選への立候補を正式表明した小林氏に国家ビジョンや党再生への決意を聞く。


9月18日(木)
「自民党総裁選の争点は?各候補者の主張を比較」

ゲスト:木内 登英(野村総合研究所エグゼクティブ・エコノミスト)、久江 雅彦(共同通信特別編集委員)

参院選の総括で党勢の回復には「解党的出直し」が必要とした自民党。22日告示、来月4日投開票の自民党総裁選に立候補する顔ぶれがそろいつつある。党内改革だけでなく総裁としてどのようなビジョンを示しているのか?喫緊の課題の一つ、物価高対策は?「減税」の財源をどう捻出するのか?総裁選に出馬表明した候補者の経済政策に注目。
ゲストは、野村総研エクゼクティブ・エコノミストの木内登英氏と、共同通信特別編集委員の久江雅彦氏。自民党総裁選の最新の動きと共に、候補者の経済政策を徹底比較する。


9月19日(金)
「資本主義は限界なのか?「脱成長」のシナリオとは?」

ゲスト:斎藤 幸平(東京大学大学院総合文化研究科 准教授)

第2次世界大戦終結から80年、世界経済はグローバル化の流れの中、成長、拡大の道を進んできた。それは、人、モノ、カネが国境を越えて往来することで、多様な価値観や利便性、豊かさを社会にもたらした。しかし、同時に、新たな分断や格差の拡大を生んできたのも事実であり、近年、その弊害は顕在化しつつある。気候変動による自然災害の多発、大規模化、ロシアによるウクライナ侵攻が国際秩序の破壊、"アメリカ・ファースト"を掲げるトランプ大統領の再登板に象徴される分断深刻化。このような現象は、グローバル資本主義が限界に達しつつある表れなのだろうか?
グローバル資本主義に起因する様々な弊害を、どのように乗り越えていけばよいのか?その解として、ベストセラー『人新世の資本論』の著者である斎藤幸平氏は、共産主義の父=マルクスを"読み直し"、新たな解釈を与えることで「脱成長」のシナリオを唱える。しかし、既に20世紀において失敗の烙印を押された「社会主義・共産主義」に、その答えが本当に読み取れるのだろうか?番組では、当の齋藤氏をゲストに迎え、マルクスの新たな解釈で"資本主義の矛盾"を克服することができるのか、問います!