第11話  

太一に刺された天堂は病院にかつぎこまれ、手術を受けるが、危険な状態だった。 その頃、朝倉邸では貴久子の誕生パーティーが開かれていた。鳥彦も祝いに駆けつけるが、新聞社から電話が入り、天堂が暴漢に刺され重体であることが知らされた。鳥彦は取材のため、ただちに病院へ向かった。景清も心配してついていく。そして、反対を押し切って柳子も...。一刻を争う手術中、天堂に輸血が必要になった。天堂と自分が同じ血液型であることを知った柳子は、ためらいもなく自分の血液を提供した。そのおかげで、天堂は一命をとりとめた。