第5話  

刺客に狙われた景清は天堂に助けられた。喜んだ景清は、翌日の夜天堂を屋敷に招待する。柳子は天堂を無視していたが、自分とは別世界の人間、天堂に強く心ひかれた。鳥彦は殺気のようなものが漂う天堂に警戒心を抱く。翌日、景清が天堂を招待したことを知った柳子は、相手をするのは気が進まないと言った。柳子が客を嫌うのは珍しいことなので、景清は不思議に思った。夜、天堂が訪ねてきた。迷っていた柳子は不意に闘志を覚え、堂々と天堂と会った。景清の勧めで柳子は天堂を庭へ案内した。天堂はいきなり柳子を抱きすくめると唇を奪った。そんな二人を津川が木陰で見ていた。