第7話  夢への第一歩

いよいよ会試が始まり、灼華は試験監督官である定王の視線を感じながら試験に挑む。1問目は経書の知識を問う設問で、灼華は驚鴻と同点で1位になる。だが3問目の政策を記述する問題で、ほかの受験者全員が隣国の平定を主張する中、ただ一人共栄を説いた灼華の答案は、案の定、多くの試験官の反感を買ってしまう。