第12話  進むべき道

定王の屋敷で、灼華は痛めた体を休める。今後も臣下として定王を支えると決めた灼華は、近々北涼の使節を迎える定王を助けるため、北涼の書物に目を通していた。そればかりか定王に、外交を担う礼部への転属を願い出る。定王は20日間で北涼の言葉を習得することを条件に礼部への配属を約束。灼華は張り切って勉強に取り組む。