#12  親切無用

主水(藤田まこと)が塩味噌問屋の鳴門屋に「人夫の中に島帰りの手配人がいる」と忠告してやった直後、手配人が殺され、鳴門屋は手配人を使っていた罪で打ち首、女房子供は島送りになった。親切心がアダとなった主水は、寅の会で殺しのセリにかけられ、鉄(山崎努)が主水の命を狙うことになる―――。