#14  男狩無用

美濃・大垣十万石の藩主、戸田釆女の下屋敷に連れ去られた大工の弥吉が帰ってこないと、女房が主水(藤田まこと)に泣きついた。釆女の息女・小夜姫(渡辺とく子)の慰み者にされて殺されたのだ。煩悩に身をやく小夜姫は、尼寺に妙心尼(三島ゆり子)を訪れた帰り、鉄(山崎努)を見染めた。棚からぼた餅とよろこぶ鉄。が、寅の日、殺しのセリに姫がかけられ、鉄が仕置する破目になった。