10月13日~10月17日
10月13日(月)
「ニュースで語られないウクライナ〜人々の日常になった戦争」
ゲスト:ロバート・キャンベル(日本文学研究者 早稲田大学特命教授)
2年前、戦時の人々の言葉を集めた「語彙集」に着目してウクライナを訪れた日本文学者ロバート・キャンベル氏。このほど2年ぶりにウクライナを再訪。ロシア軍の侵攻から3年7カ月余り。戦争は、多くの人と物を破壊したが、日常と化した戦火の下、人々の逞しい生活の営みがあった。2人の息子を失った母が詩に託した祈り。両手を失いながらも再起を目指す人々。壊れた建物に絵を描くアーティストや地下で学ぶ子供たち等。戦争が生活の一部となったウクライナの人々...。空襲警報が鳴る最前線の都市をキャンベル氏はウクライナで見た。
ゲストは、今年8月にウクライナを再訪したロバート・キャンベルさん。戦争が"日常"となったウクライナに生きる普通の人々と、アートが癒しになっている生活、ニュースでは語られることのないウクライナに目を向ける。
10月14日(火)
「小林鷹之政調会長が生出演 ‟高市体制"の経済政策は?」
ゲスト:小林 鷹之(自民党政調会長)、山田 惠資(時事通信社解説委員)
自民党の小林鷹之政調会長が生出演。総裁選挙で4位となった小林氏は、財務省出身の政策通で高市総裁と政治信条が近いとされる。小林氏は、去年の総選挙の敗北により衆議院で少数与党となった、この1年を「政策のスピードが落ちた」と指摘する。就任会見では「目の前の物価高や関税から国民の暮らしと雇用を守り抜く」と強調した小林氏。高市総裁の「積極財政路線」を背景に円安・株高が進む中、どのような経済政策で国民の暮らしと国益を守るのか?
ゲストは、自民党の小林鷹之政調会長と、時事通信社解説委員の山田惠資氏。連立の枠組みや政局の行方など、永田町の最新情勢を交えて徹底議論する。
10月15日(水)
「公明『連立離脱』で政局大混迷!斉藤代表に真意を生直撃」
ゲスト:斉藤 鉄夫(公明党代表)、山田 惠資(時事通信社解説委員)
公明党の斉藤鉄夫代表が生出演。「政治とカネ」の問題で公明党は連立から離脱を表明。1999年から26年続いた自民党との協力関係に終止符を打った。斉藤代表に連立離脱へと至った経緯や今の心境を直撃。自民との国政選挙での協力も解消することになる公明は今後どういった戦略を描くのか? 公明党の連立離脱で首相指名選挙を巡る各党の駆け引きが激しさを増す。来週中にも臨時国会召集に先立ち、立憲・維新・国民の一本化に向けた協議で野党はまとまるのか、それとも高市自民の少数単独政権の誕生か?
ゲストは、公明党の斉藤鉄夫代表と、時事通信社解説委員の山田惠資氏。永田町の最新動向などを交えて、連立の枠組みや政局の行方を徹底議論。
10月16日(木)
「立憲民主党・野田代表に聞く!野党連立への道は?」
ゲスト:野田 佳彦(立憲民主党代表)、伊藤 惇夫(政治アナリスト)
首相指名選挙をめぐる立憲・維新・国民の三党党首会談。そこで何が語られたのか...。国民民主は、憲法・原発・安全保障政策の同調を求めているが、立憲はどこまで受け入れるのか?民主党政権時代に連立内閣の首相を務めた野田氏がねらう野党連立の姿とは? 早急な物価高対策が求められる中、参院選後の政治空白は3カ月にも及ぶ。今月下旬のトランプ米大統領来日、さらにAPEC首脳会議では中国の習近平国家主席ら各国首脳との会談も予定されている。混迷する政局を経て、日本の政治は安定するのか。
ゲストは、立憲民主党の野田佳彦代表と、政治アナリストの伊藤惇夫氏。「政権交代こそ最大の政治改革」と唱える野田代表に安定政権実現への中長期的な展望を聞く。
10月17日(金)
「どうなる新政権 日本政治の行方は?」
ゲスト:中北 浩爾(中央大学教授)、鈴木 哲夫(ジャーナリスト)
石破総理の辞任の意向を受けて行われた、自民党総裁選。高市氏が女性初の総裁に就任も、その直後に長年連立政権を組んでいた公明党が離脱を発表。さらに苦しい立場に追い込まれた"少数与党"自民党。党の内部では一体何が起きているのか。来週21日には臨時国会が召集。そこで行われる首相指名選挙に向け、立憲民主党など野党3党は首相候補の一本化に向けた調整を行うなど、各党の駆け引きは激しさを増している。高市氏が首相となることができるのか、もしくは政権交代の実現性は? 自民と野党連合どちらが政権を獲得しても、不安定な政権運営は避けられない。さらに多党化が進む中、政策合意はますます困難に。混迷が続く日本の政治にはどんな未来が?
現代日本政治論が専門の中北浩爾氏、長年永田町の裏側を取材してきたジャーナリストの鈴木哲夫氏とともに考える。