10月20日~10月24日

10月20日(月)
「蓮池薫さん生出演!"北朝鮮拉致"その狙いと解決への道」

ゲスト:蓮池 薫(北朝鮮による拉致被害者・新潟産業大学特任教授) 

2002年10月15日は、北朝鮮による拉致被害者の蓮池薫さんら5人が帰国した日。それから23年、拉致問題は何らの進展を見ない状態で停滞したままの状態。蓮池薫さんは、新たな著書「日本人拉致」を出版。それは、拉致問題の"風化"への危機感からだった。拉致被害者も、その家族も高齢化が進み、日本政府認定被害者の父母で生存しているのは、横田めぐみさんの母早紀恵さんただ一人となった。帰国から23年、拉致被害者としての経験を経て大学で教壇に立つ様になった蓮池さん。「様々な資料に当る中で、拉致問題の全容が理解できる様になったのは、最近のこと」と語る。「まずはさらえ」という杜撰で人権無視の国家的犯罪。北朝鮮で工作員教育を強制された生々しい経験を踏まえ「拉致は完全に失敗だった」と断言。また横田めぐみさんなど被害者たちとの生活ぶりや今も残る拘束下の人々の暮らしを想像する。
ゲストは拉致被害者の蓮池薫さん。体験者ならではの生々しい証言を交えて、今改めて、北朝鮮拉致の犯罪性とその解決の道を探る。


10月21日(火)
「女性初!高市首相誕生へ 「自維連立」政局の行方は?」

ゲスト:佐藤 正久(自民党前参議院議員)、山田 惠資(時事通信社解説委員)

21日に召集される臨時国会の首相指名選挙で、自民党の高市早苗氏が選出される。日本初の女性首相として歴史的な一歩を刻む一方、物価高対策や政治とカネの問題、外交・安全保障など山積する課題にどう立ち向かうのか、その手腕が問われる。自民党と日本維新の会による連立が始動する。維新は入閣せず、当面は閣外協力に...。その先に待つのは政治の安定か、それとも新たな火種か?議員定数削減や企業・団体献金の禁止など維新の改革路線と、自民の政治手法は両立できるのか?
ゲストは自民党の前参院議員で「ヒゲの隊長」の愛称で知られる佐藤正久氏、時事通信社解説委員の山田惠資氏。「自維連立」で激変政局の行方を徹底議論する。


10月22日(水)
「維新・馬場前代表を生直撃!高市内閣で閣外協力の真相」

ゲスト:馬場 伸幸(日本維新の会顧問・前代表)、鈴木 哲夫(ジャーナリスト)

日本維新の会・馬場伸幸前代表が生出演。21日に発足した高市新内閣。維新は自民との連立政権樹立で合意するも、当面は閣外からの協力となった。一方、首相補佐官に維新の遠藤国対委員長を起用。立憲・国民ではなく、自民と手を組んだ維新の思惑や今後の戦略とは? 維新は自民と連立合意するにあたり、12項目を要求。国会議員定数の1割削減や企業・団体献金の禁止など、維新が党是とする「身を切る改革」の実現を訴えている。「自維連立政権」は政策にどう優先順位をつけて取り組むのか。
ゲストは日本維新の会顧問で前代表の馬場伸幸氏と、永田町政治の舞台裏を取材するジャーナリスト・鈴木哲夫氏。厳しい船出の高市内閣。混迷深まる政局の行方を徹底議論する。


10月23日(木)
「自民・維新両党を熟知する男に聞く!連立の行方と政策の焦点」

ゲスト:渡辺 喜美(元みんなの党代表 / 元日本維新の会副代表)、岩井 奉信(日本大学名誉教授)

自民と維新による連立政権が発足した。しかし衆参両院では過半数に届かず、政権運営はなお不安定なまま。さらに高市首相を悩ませるのが、維新が掲げる"絶対条件"。社会保険料の引き下げ、副首都構想、国会議員定数削減の具体化が求められている。一方で、物価高対策は待ったなし。裏付けとなる補正予算や関連法案の成立には、野党との協力が不可欠となる。来週にはトランプ米大統領の来日、外交日程で各国首脳との会談も予定されており、急ごしらえの連立政権で乗り切れるのかが問われる。
ゲストは、日本維新の会の副代表、元みんなの党代表、安倍内閣で金融担当大臣を務めた渡辺喜美氏と、日大名誉教授・岩井奉信氏。高市連立政権の政策実現と、政局の行方を読み解く。


10月24日(金)
「ノーベル賞受賞者が訴える 日本の基礎研究の危機」

ゲスト:梶田 隆章(ノーベル物理学賞受賞者 / 東京大学卓越教授)
VTR出演:坂口 志文(ノーベル生理学医学賞受賞者 / 大阪大学特別栄誉教授)

今年のノーベル賞は生理学・医学賞で大阪大学の坂口志文特別栄誉教授、化学賞で京都大学の北川進特別教授の受賞が決まった。この2人が共通して訴えているのが日本の「基礎研究の危機」だ。基礎研究費の削減、国立大学の法人化、若手研究者の雇用形態など様々な問題が絡み合い、研究現場は深刻な危機に陥っている。このまま行くと、日本の研究力は衰退してしまうのだろうか?
今夜は、2015年にノーベル物理学賞を受賞した東京大学の梶田隆章卓越教授をスタジオに招き、今年のノーベル賞が決定した坂口志文教授のインタビューも交えながら、日本の基礎研究の今後を探る。