第180回  陰陽道の神々~晴明神社・赤山禅院・八坂神社・大将軍八神社~

解説:星 優也(立命館大学文学部京都学クロスメジャー特任助教)

平安時代、安倍晴明によって日本独自に発展した「陰陽道」。今回は、京都の人々の暮らしに今も 息づく「陰陽道」について紹介する。陰陽師・安倍晴明を祀る晴明神社では、晴明が始めた延命長寿をもたらす秘儀「泰山府君祭」に触れる。赤山禅院では、ふだん非公開の泰山府君の掛け軸が見どころ。そのほか、八坂神社が祈りの原点に立ち返るために取り組んでいる「祇園感神院復元事業」や、大将軍八神社に安置されている陰陽道の神・大将軍の御神像の由来なども紹介。明治政府が陰陽寮を廃止したことにより、歴史の表舞台から姿を消した「陰陽道」の軌跡をたどる。

京都浪漫 悠久の物語
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