第27話  別れの言葉

先帝の埋葬が終わり、新帝・劉琛の地位はひとまず安定した。長くは生きられないことを悟った定王は、灼華との仲を終わりにしようと、あえてそっけない別れの手紙を残して都を去る。灼華は宮廷で定王が諸国を巡る旅に出たことを聞くが、その話が信じられず、新帝から定王の好きな場所が越州であることを聞いてその地に向かう。