#29 良縁無用
江戸一番の呉服問屋・唐津屋のひとり娘お京(大関優子)は器量よしで気立てのよいので評判の娘。まだ幼い五才の弟、弥市(瀬賀敏之)と、父親の面倒をみ、なぜか縁談にも耳を傾けない。実はお京は弥市に手習を教える旗本の次男坊・弥一郎(岡崎二朗)と深い仲で、弥市も弥一郎の子だった。身分違いをこえて一緒になれる日をお京は夢みているが、そのお京が寅の会の殺しのセリにかけられる――!
江戸一番の呉服問屋・唐津屋のひとり娘お京(大関優子)は器量よしで気立てのよいので評判の娘。まだ幼い五才の弟、弥市(瀬賀敏之)と、父親の面倒をみ、なぜか縁談にも耳を傾けない。実はお京は弥市に手習を教える旗本の次男坊・弥一郎(岡崎二朗)と深い仲で、弥市も弥一郎の子だった。身分違いをこえて一緒になれる日をお京は夢みているが、そのお京が寅の会の殺しのセリにかけられる――!