第30話 公主のもくろみ
柔嘉長公主となった劉皎の命で、世襲貴族を重用する恩蔭制を廃止するために動いていた驚鴻は、灼華の師・商守(しょうしゅ)が恩蔭制を批判する書を記していたことを知り、その書を利用して寒門の子弟を扇動する。驚鴻に横領を告発された工部尚書・孫汝(そんじょ)は、自分に不都合な考えを広めた商守を脅迫。だがその後、商守は何者かに殺害されてしまう。
柔嘉長公主となった劉皎の命で、世襲貴族を重用する恩蔭制を廃止するために動いていた驚鴻は、灼華の師・商守(しょうしゅ)が恩蔭制を批判する書を記していたことを知り、その書を利用して寒門の子弟を扇動する。驚鴻に横領を告発された工部尚書・孫汝(そんじょ)は、自分に不都合な考えを広めた商守を脅迫。だがその後、商守は何者かに殺害されてしまう。