12月1日~
12月1日(月)
「自民党総裁選出から2カ月へ 高市首相の政権運営を総点検!」
ゲスト:鈴木 哲夫(ジャーナリスト)、山田 惠資(時事通信社解説委員)
自民党総裁選挙から間もなく2カ月。公明党と決別し、日本維新の会との新たな連立合意で船出した高市政権。就任早々の外交日程も精力的にこなし、高支持率に支えられ順調と思われたが...。台湾有事をめぐる発言について中国側は再三の撤回を要求。摩擦を生んでいる。一方、内閣支持率は高く、特に若い層からの「女性初」「何かやってくれそう」という期待感が大きいという。こうした中、「責任ある積極財政」として、21.3兆円の大規模経済対策を打ち出した。しかし、財源や日本の債務残高の大きさを問う声もある。
ゲストは、長年にわたり永田町の裏を取材してきた鈴木哲夫氏と、内外の政治情勢に精通する山田惠資氏。首相就任から40日、"内憂外患"を抱える高市政権は、果たしてこの危機にどう対応するのか?高市首相の政権運営を総点検。
12月2日(火)
「中国軍の最新戦略分析 『台湾有事』に日米どう動く?」
ゲスト:河野 克俊(元統合幕僚長)、増田 雅之(防衛研究所中国研究室長)
高市首相の台湾有事に関する国会答弁を機に、中国は今後どんな動きを見せるのか...。予想されるのが中国軍による台湾包囲の大規模演習の再開だ。台湾侵攻や海上封鎖の演習に加え、米軍や自衛隊への対抗シナリオも指摘される。軍事的威圧を強める中国はいかなる戦略を描くのか? 防衛省のシンクタンク・防衛研究所が、中国の軍事動向を分析した『中国安全保障レポート2026』を公表。レポートは、中国・ロシア・北朝鮮を「不均衡なパートナーシップ」と分析。それぞれの連携がインド太平洋の安保環境の不確実性を高めていると警鐘を鳴らす。
ゲストは、元統合幕僚長の河野克俊氏と、『中国安全保障レポート2026』の執筆責任者で防衛研究所・中国研究室長の増田雅之氏。中国軍の最新戦略を分析し、日本の「存立危機事態」など安保政策を議論する。
12月3日(水)
「当局が習近平主席に過度な忖度? 対日威圧 中国の思惑は」
ゲスト:泉 裕泰(笹川平和財団上席フェロー / 前日本台湾交流協会台北代表)、高口 康太(ジャーナリスト)
高市首相の「台湾有事は存立危機事態になり得る」との発言が、日本のエンタメ業界に波及。中国・上海では日本人歌手がステージ上で強制的に歌唱を中断させられ、相次いでイベントが中止となる事態に...。急速に冷え込んだ日中関係。もはや修復は不可能か? 関係改善へと進みつつあった日中関係。再び習政権が日本に対して攻撃的な外交姿勢、いわゆる「戦狼外交」へと舵をきった。その背景には、当局が習近平国家主席の意に反し、過度な忖度がある、と専門家は指摘。中国側の思惑とは?
ゲストは、日本台湾交流協会台北代表などを務めた元外交官で笹川平和財団上席フェローの泉裕泰氏と、中国の経済・社会などを取材するジャーナリストの高口康太氏。対話にオープンな姿勢を示す高市政権は、どのように中国と向き合うべきか。日中関係の今後を議論。
12月4日(木)
「冬に乱れやすい血糖値 "糖尿病"ケアの最前線」
ゲスト:岡本 亜紀(糖尿病専門医 / 岡本内科クリニック院長)、松井 宏夫(医学ジャーナリスト)
冬は血糖値が乱れやすく、糖尿病の発症や悪化につながる季節。厚労省による最新調査では、20歳以上の男性でおよそ6人に1人、女性では11人に1人が「糖尿病が強く疑われる」と推計され、中高年を中心にリスクが高まっている。とりわけ"気づかないまま進行する"ことが、この病気の怖さ。自覚症状が乏しいまま、網膜症や腎障害、神経障害が始まることもあり、失明・透析・心筋梗塞・脳卒中といった重大な合併症に直結するという。発覚した時には、すでに血管が深く傷ついているケースも少なくない。
番組では、低血糖リスクの少ない最新治療薬、持続血糖測定による"見える化"の進展にも注目。ゲストに専門医の岡本亜紀氏と、医学ジャーナリストの松井宏夫氏を迎え、糖尿病ケアの最前線を探る。