第43話  

進駐軍のアパート建設工事に関して、飛田組と朝倉産業は敵対し、しのぎを削り合っていた。そんなとき、柳子が天堂を訪ねてきた。アパートの見積書を譲ってほしいと強引な態度。天堂は失望と怒りに燃えて、柳子を追い返した。朝倉産業のため、どうしてもアパート工事の権利を手にいれたい柳子は、片岡に近づいた。片岡は今や銀行筋の陰の実力者といわれている。力になってもらえるのなら、自分の体を提供してもいいと柳子は臆面もなく媚を売るのだった。その柳子の作戦が功を奏し、工事は入札もしないで朝倉産業に決まった。