第46話  

柳子は天堂の忠告に耳を貸そうともせず、夜叉のごとく金儲けに走った。そして、ついに妹、琴子との間にも決定的な亀裂が生じてしまった。世話になっている飛田が、次の工事の入札で再び朝倉産業と争っているのを知った琴子は、家に戻ったふりをして、見積もりの内容を盗んだ。ところが、飛田は琴子からその内容を聞くのを拒んだ。勝負は正正堂堂とやりたいという。さて、いよいよ入札の日がきた。結果はわずかな差で飛田組が落札。飛田組の事務所は喜びにわきあがった。一方、柳子は、天堂が琴子をそそのかしたのだと誤解し、憎悪を燃やした。