#24  一筆啓上 血縁が見えた

丹波屋(中村錦司)の愛人おきぬ(荒砂ゆき)は兄の伝蔵(長谷川明男)と手を組んで丹波屋の女芳おせき(近江輝子)を殺し、こんどは丹波屋の命もねらっていた。おせきに育てられた女中のおかよ(宮前ゆかり)は恨みをはらしてほしいとおこう(中村玉緒)に相談したが、実はおきぬは17年前におかよを捨てて逃げた生みの母親だった。