第56話  

朝倉の犠牲になった佐野の妻小夜の位牌と遺言を手に、天堂は朝倉家にのりこんだ。柳子夫婦の強引な土地買収、小夜の死んだいきさつを聞き、愕然とする貴久子。が、柳子らは言いがかりだと相手にせず、今後も地上げを続けると平然としていた。「金を抱いて滅びの時を待つがいい!」と、天堂は怒りの言葉を投げつけて去った。朝倉の息の根を止めるため、天堂は朝倉がGHQのケンプトン大佐にワイロをおくっている証拠をつかみたいと思った。圭吾がケンプトンの領収書を保管しているのを思い出した琴子は、自分が盗み出してくると申し出るが、飛田にとめられた。