第29話  

趙恒(ちょうこう)が風邪を引いたという理由で朝議が開かれないことに臣下たちはいぶかる。劉娥(りゅうが)は趙恒の意識が戻らないことを伏せたまま口勅を伝えるが、曹鑑(そうかん)たちは世継ぎを立てるよう迫る。一方、遼の皇帝は宋から送られた絹が二級品であったことに憤り、遼の使者として耶律留守(やりつるす)が再来する。謁見を求める彼に対し、劉娥は真相を隠し通して宴(うたげ)を開くことでやり過ごそうと腐心するが、耶律留守ばかりか曹鑑たちからも激しい抗議を受けるのだった。