第15話  主水、いじめられっ子になる

武士だった夫を八年前に亡くした八重は、呉服屋・越後屋から着物の仕立ての仕事を貰い、幼い娘・ゆきのを抱えながら細々と暮らしていた。越後屋の主人・七兵衛は、懇意にしている与力・倉沢の妾になるよう八重に持ちかけるが、彼女は首を縦に振ろうとしない。