第56話  

劉娥(りゅうが)の決めた婚姻に納得がいかない趙禎(ちょうてい)は、突然 宴(うたげ)の席から姿を消し、自分に似ている宦官に自分のふりをさせ、愛する曹汝(そうじょ)とともに都を出てしまう。趙禎がいなくなったことに気づいた劉娥は悲しみながらも、陛下の不在を大臣らに悟られまいと気丈に朝議へ向かう。一方、都を出た趙禎はお忍びでの視察も兼ねて蘇洵(そじゅん)の家がある平江府(へいこうふ)へ向かうことにする。だが、平江府では曹鑑(そうかん)から文を受け取った丁謂(ていい)がよからぬ策略を巡らしていた。