5月18日~

5月18日(月)
「"稲田の乱"で冤罪防止へ「再審制度見直し」議論の行方」

ゲスト:※VTR出演 稲田 朋美(自民党衆院議員 / 弁護士)、村山 浩昭(弁護士 / 元裁判官 / 日弁連再審法改正実現本部副部長)、若狭 勝(弁護士 / 元検事:東京地検公安部部長)

冤罪被害者を救済する為の再審制度見直しを巡って、自民党の会合が紛糾した。結果として、改正案では検察の抗告が原則禁止となったが、例外規定も残った。一方、証拠開示は義務化されたものの「目的外使用の禁止」が加わり、違反すれば拘禁刑や罰金が科される。袴田事件では開示証拠から検察の捏造が発覚した経緯があり、この規定は事実上の改悪との指摘もある。袴田事件では逮捕から約60年を経てようやく無罪を勝ち取った。開示された証拠を支援者や報道機関が検証し、検察の捏造が明らかになったが、改正案では証拠の目的外使用が禁止され、こうした第三者による検証の道が閉ざされかねない。抗告制限だけでなく、証拠隠しを許さない仕組みの実現に向け、国会での更なる議論が求められている。再審制度見直しによって、検察が国民の信頼を回復することが不可欠だ。
番組では、再審制度の改正の実現に奔走してきた日弁連委員で元裁判官でもある弁護士の村山浩昭さんと元東京地検公安部長(検事)で、「冤罪を防ぐ」という志を原点に持つ弁護士の若狭勝さんをゲストに再審制度見直しの現在地を徹底検証する。


5月19日(火)
「もし『有事』が発生したら!? フィンランドに見る"新国防戦略"とは?」

ゲスト:有村 治子(自民党総務会長 / 参議院議員)、鶴岡 路人(慶應義塾大学教授)

中国の軍事的台頭や北朝鮮の核・ミサイルの脅威、そして混迷のイラン情勢など、日本を取り巻く安全保障環境は厳しさを増す。高市政権の肝いり「安保関連3文書」の改定が迫る中、防衛力強化や国民保護など有事に備える日本の国防のあり方は? 日本と同じくロシアを隣国に持つフィンランドは、国民全体で国を守るという「包括的安全保障」と呼ばれる戦略を進めてきた。有事には予備役を迅速動員し、地下シェルターや食料・燃料備蓄も徹底。さらにNATO加盟を機に、核抑止体制へ舵を切る。「世界で最も幸福度が高い」国から日本が参考にすべき危機管理や国防の備えとは?
ゲストは、自民党総務会長の有村治子氏と欧州政治・安全保障が専門の慶應義塾大学教授の鶴岡路人氏。フィンランドを視察した経験のあるゲスト2人から、有事に備える日本の安全保障のこれからを徹底議論する。


5月20日(水)
「日本批判を世界に主張 習政権『対日工作』の実態」

ゲスト:小原 凡司(笹川平和財団上席フェロー)、呉 軍華(日本総合研究所フェロー)

14~15日に行われた米中会談で両首脳は協調関係を演出した。高市首相は中国訪問を終えたトランプ大統領と約15分間電話会談。中国をめぐる諸課題について意見交換し、緊密な連携を確認したという。米中首脳会談の結果は日本にどのような影響をもたらすのか? 一方で、日本にとって深刻なのは中国との関係だ。高市首相の台湾有事をめぐる発言から半年。習政権は日本を「新型軍国主義」などと批判し、自国に有利な"ナラティブ=物語"を国際社会に広めようと躍起になっている。高市内閣は中国の対日圧力にどう対処していくべきか。
ゲストは、元海上自衛官で外交・安保政策が専門の笹川平和財団上席フェロー・小原凡司氏と、中国・浙江省出身のエコノミストで、中国の政治・経済が専門の日本総合研究所フェロー・呉軍華氏。中国の対外世論工作の歴史や実態、日中関係の行方について徹底議論する。


5月21日(木)
「高市首相の応援団発足 自民『国力研究会』の思惑」

ゲスト:伊吹 文明(元衆議院議長)、久江 雅彦(共同通信編集委員 / 杏林大学客員教授)

「国力研究会」の設立趣意書には「いま求められているのは現実的な政府と与党の連携だ」の文字が踊り、高市首相の掲げる政策の実現を支援するとある。国論を二分する皇室典範改正や安全保障改革に、自民党の大きな塊として「国力研究会」は何を果たしていくのか?その実態はどんなものなのか? 派閥解消が宣言されてから2年余り、最近自民党内ではさまざまなグループの結成や会合が相次いでおり、議員の囲い込みが加速している。旧安倍派や旧茂木派では有志による会合が開かれ、旧二階派の武田氏も勉強会を開催。自民党の派閥の復活と再編は続いていくのだろうか?
ゲストは元衆議院議長の伊吹文明氏と共同通信編集委員の久江雅彦氏。国力研究会の実像と高市政権の今後を議論する。