第9話  年末賞与を横取りしたのはせんとりつ

毎年入札によって決められる江戸城の畳替えは、安価ながら念の入った仕事からここ数年は畳問屋・泉屋が一手に引き受けていた。が、これにとって代わろうと考えた能登屋は、佐竹藩の江戸詰家老補佐・加島と同心・田山を抱き込んで、良からぬ策を張り巡らす。