9月21日~9月25日
9月21日(月)
「親イラン"フーシ派"支配拡大 『第2のホルムズ危機』か」
ゲスト:坂梨 祥(日本エネルギー経済研究所中東研究センター長)、アルモーメン・アブドーラ(東海大学国際学部教授)
イエメンの親イラン武装組織フーシ派が紅海沿岸の要衝モカ港を制圧するなど勢力を急拡大。サウジアラビアのパイプラインを攻撃するなど武装闘争を活発化させている。"中東の盟主"サウジの石油供給が窮地に陥る一方、トランプ米大統領は、サウジからのフーシ派攻撃要請を拒否。背後でフーシ派と「米船は攻撃しない」との交渉を進めていたことが報じられている。イランとの緊張関係が増す中、サウジなど近隣諸国は、米国と距離を置く可能性もある。中東での対立激化は原油高騰を招き、「第二のホルムズ危機」が現実になりつつある。そもそもの発端は、米、イスラエルによる2月のイラン攻撃だ。最高指導者ハメネイ師殺害に成功したが、その後もイランの抵抗が続いている。ここに来てフーシ派が動き出し、存在感を高めている。トランプ政権は戦火拡大を避け、事態の沈静化を優先しているとみられるが、対イランで強硬姿勢を貫くイスラエルとは、温度差も...。
また米国への不信感から、周辺諸国は独自の連携協議を行うなど中東の勢力図は激変の最中にある。
番組ではエネルギー問題やイランを始め中東研究の専門家の坂梨祥さんとエジプト出身の日本とアラブの研究家アルモーメン・アブドーラさんをゲストにフーシ派による紅海封鎖という「第二のホルムズ封鎖」の危険性を徹底検証する。
9月22日(火)
「ジョークで読み解くロシア "独裁"プーチンの実像は?」
ゲスト:名越 健郎(拓殖大学客員教授 / 元時事通信社モスクワ支局長)、佐々木 正明(大和大学教授 / 元産経新聞モスクワ支局長)
ロシアではウクライナ侵攻後、初の下院選を実施。プーチン大統領は、与党「統一ロシア」による多数の議席確保を通じて、盤石な体制を内外に誇示する構えだ。だが、長期化する戦争への疲弊や物価高など、国民生活への重圧は強まるばかり...。ロシア国民は"プーチン政治"をどう見ているのか?
こうしたロシア社会の「本音」を映し出してきたのが、権力者を風刺する政治ジョーク「アネクドート(小話)」だ。スターリンからソ連崩壊、そしてプーチン時代へ―。ロシア国民はなぜ権力を「笑い」に変えてきたのか。小話の裏に隠された人々の本音とは?
ゲストは、「ジョークで読み解くロシア近現代史」の著者で拓殖大学客員教授の名越健郎氏、大和大学教授で元産経新聞モスクワ支局長の佐々木正明氏。ウクライナ侵攻から4年半経過、プーチン長期支配の実像を政治ジョークで深掘りする。
9月23日(水)
「人間プリンター・猛獣使い トランプ氏"側近"の実力」
ゲスト:小西 克哉(国際ジャーナリスト / 国際教養大学大学院客員教授)、ジェームズ・シムズ(ジャーナリスト / 元外国特派員協会会長)
11月3日のアメリカ中間選挙を前に、トランプ大統領は支持率低迷にあえぐ。トランプ政権2期目の特徴はホワイトハウスの中枢を「絶対的忠誠」を誓う女性側近たちで固めている点。政策決定にも大きな影響力を持ち、今後の政権運営の命運を握るとされる。
政権の司令塔は女性初の首席補佐官スーザン・ワイルズ氏。トランプ氏から一目置かれ、「猛獣使い」「氷の乙女」と称される。そしてもう1人、注目すべきは特別補佐官ナタリー・ハープ氏。大統領のSNSを実質的に運営し、「人間プリンター」「門番」の異名を持つ。トランプ氏との関係性のみならず、彼女らの思惑にも迫る。
ゲストは長年、アメリカ政治を見続けてきた2人の論客、国際ジャーナリストの小西克哉氏と、ジャーナリストのジェームズ・シムズ氏。トランプ大統領を取り巻くキーパーソンの姿をつまびらかにし、今後の動向を読み解く。
9月24日(木)
「公明・山口元代表が生出演 高市政権の政治課題に直言!」
ゲスト:山口 那津男(公明党元代表 常任顧問)、岩井 奉信(政治学者 日本大学名誉教授)
10月に発足1年を迎える高市連立政権。秋の臨時国会では消費減税や議員定数削減等 、国論を二分する重要法案が審議される。日本の政治にとって大きな分岐点となるのか。また、高市流の国会運営や軍事力強化の姿勢、高市外交への評価は?
かつて連立のパートナーとして「ブレーキ役」を担った公明党の山口那津男元代表が生出演。政権に対峙する上で最も重視すべき点とは...。「過去最悪」とも言われる日中関係をどうみているか。さらに、ホルムズ海峡を巡る自衛隊派遣問題では2015年の安倍首相との国会論戦を振り返り、安全保障の今を分析。
ゲストは公明党元代表で常任顧問の山口那津男氏と、政治学者の岩井奉信氏。公明党の政権離脱から1年。高市政権の実績と政治課題を語ると共に、野党としての公明党の今後を展望する。
9月25日(金)
「米中首脳会談を徹底分析 変化する国際情勢に日本はどう対応?」
ゲスト:田中 均(日本総研国際戦略研究所特別顧問)、川島 真(東京大学大学院総合文化研究科教授)
今年2回目となる米中首脳会談が今月24日に開催。国賓としての米国訪問となった中国の習近平国家主席を、トランプ大統領が出迎えた。会談では、AIや貿易摩擦を巡り協議するほか、台湾問題や中東情勢も主な議題だ。
一方、それに先立つ22日、高市首相はトランプ大統領とニューヨークの国連本部で会談した。会談では経済安全保障分野などで緊密に連携していく方針で一致し、日米同盟の抑止力・対処力の強化に向けた取り組みを推進すると確認した。米中首脳会談を前に、日本側の立場を説明した模様だ。果たして、米中首脳会談で何が話し合われたのか?トランプ大統領、習近平国家主席、それぞれの思惑は?そして、刻々と変化する国際情勢に日本はどう対応すべきか?
今夜は日本総研国際戦略研究所 特別顧問で元外務審議官の田中均氏、中国の政治外交史が専門の東京大学大学院総合文化研究科教授の川島真氏をスタジオに招き、日米、米中それぞれの首脳会談を読み解く。